*恋に不器用な私*
そのあと、柊先輩はわざわざ家まで送ってくれた。
「わざわざ家まで、送ってくれてありがとうございます…。」
「別にいいよ!俺が舞ちゃん振り回したんだし!」
そう言うと、柊先輩は私の頭を撫でた。
なぜだか、私はドキドキが止まらなくなった。
え!?え!?
なんでこんなにドキドキしてるの!?
男子にドキドキするとかありえないのに!
今の私、絶対顔真っ赤だ!
私は顔が見えないように、顔を伏せた。