*恋に不器用な私*
「あー、前ね、『抱きたい』って言ったら『いいよ』って言ったのに、今じゃ拒まれるんだよなー。」
「マジ!?やっぱ男嫌いで、性格きついっていう噂本当なんだ?」
「あぁ。あいつの性格、マジきついよ!最初のころなんか、本当最悪だったし。でも、顔かわいいし、抱ければなんだっていいかなって!」
「おまえ、本当最低だな!」
何それ…。
私は、その場から逃げようと思い、必死で体を動かした。
すると、ガンッと教室のドアにあたってしまった。
「あ…舞…。」
先輩…。
「な、なんだ!来てたんなら声かけてくれればよかったのに!」
私は、なかなか声が出せなかった。
「じゃあ、大和!俺帰るから!彼女とごゆっくりー!」
そういうと、大和の友達は足早に帰っていった。