*恋に不器用な私*
「じゃあ、私帰るね。」
「送ってくよ!」
「いい。1人で帰る。」
そう言って、私は三浦奏多を公園に残し、家に帰った。
――次の日――
私の顔は、すごいことになっていた。
「やば…。やっぱ昨日泣きすぎたかな?こんな顔で学校に行けないなー…。でも、休むとお母さんうるさいし…。仕方ない…か。」
私は、仕方なく学校に行くことにした。
案の定みんなに驚かれた。
まぁ、普通そうだよね…。
すみれも、すごく心配していた。
私は、昨日の出来事もあり、なかなか授業に集中できなかったので、授業をさぼることにし、旧校舎に向かった。
懐かしい、旧校舎…。
前はよくここで先輩と授業さぼってたっけ。
ここでたくさん話して、たくさんキスして、たくさん愛し合って…。