*恋に不器用な私*



「!?」



「無視すんなよなー。」




あんたと話すと、女子との関係がめんどうになるんだよ!!



「な、なんで勝手に入ってくるのよ!今忙しいからどっか行ってよ!」




「はぁ…。」




あいつはため息をついた。



私のほうがため息つきたいよ…。




すると、急にあいつが私の腕をつかんだ。



「!?」



「高橋さんだったよね?」



すみれは、三浦奏多に話しかけられてうれしいのか、顔を真っ赤にしながら、笑顔で元気よく「はい!そうです!」と答えた。




「ちょっと一ノ瀬借りるね。」




「は!?あんた何言ってんの!?」



意味わかんないんですけどー!!



「どーぞどーぞ!!」



「ちょ!?すみれ!?」



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