*恋に不器用な私*

――休憩時間――



こんな感じで、勝つためにがんばってはいるものの…。






『メイドさん、いいお尻してるねー!』




『触んな!きもい!死ね!!!!』




とか…




『舞ちゃーん!なんか、俺に甘い台詞吐いてよー!!』




『あ?勝手に下の名前で呼ぶな!!おまえのために、毒舌吐いてやろっかー?』





などなど…





とにかく、接客どころではありません!!!





「舞ー。私たちのクラス、舞がいないとやばいんだからー。ちゃんと接客してもらわないと…。」




「わ、わかってはいるんだけど…。」





私だって、勝つために、これでも一生懸命やってるよー!!


はぁ…。




すると、１組の教室のほうから黄色い歓声が聞こえた。