*恋に不器用な私*
「今回はどうでもよくないだろ!!」
今回のメールの内容は、『俺でよければ勉強教えよっか?』だった。
「なんで私があんたに勉強教わらないといけないのよ!」
「だって今回やばいんだろ?」
「そりゃやばいけど…。でも、三浦くんもやばいんじゃないの!?」
ちょっと得意げに聞いてみる。
「あー、俺は別に大丈夫。いつも勉強しねーから。」
「は!?勉強しないの!?そんなんじゃ成績やばいじゃん!!」
「舞、何言ってんの?」
「何言ってんのって…。」
私はすみれの言ってる意味がわからなかった。