君を守らせてっ!!

―――放課後





今日から5人が交代で、私を守ってくれることになった。





今日は、柚樹が、守ってくれるらしい。





スタスタと無言で歩く私達。





これくらい静かだといいね〜





と呑気に考えてた。





「……あの」





「ひゃいっ?!」





ヤバい、驚きすぎて、噛んじゃった。





「僕がさ……なんで、あの4人といるか……わかる?」





確かに、考えてみれば、あのプレイボーイと、お兄さんみたいな人と、俺様な奴と、可愛い子と、いっしょって、意外だなぁ。




「んーみんながいい人(?)だから?」





「そう。」





当たった!?





「ていうのは、冗談で。」





「冗談なの?!」





「半分だけ。」





半分も、冗談だったんだ…。





「一番の理由は、幼馴染みだから。」





「へぇ〜、そうなんだ……。
でもあんな4人と、幼なじみなのも、大変だね…。」







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