君を守らせてっ!!
「今日は疲れたなぁ……」
明日は誰と登下校するんだっけ…?
「えっと……光かぁ。
まぁ、まだマシな方か……」
うー、眠い……
よし、このまま寝ちゃおう……
私は深い眠りについた。
――――――
―――――
私は何故か、草原に一人で立っていた。
小さな男の子が立って、こっちを見ている。
アナタは誰…?
私は男の子に声をかけてみた。
すると、男の子はこちらを向き、ニコッと笑った。
『幼馴染みで、婚約者なんだ。』
どうして、私は覚えてないの…?
『君は記憶を一部だけ、忘れちゃったんだ。』
そう言って、男の子は悲しそうにする。
そうなんだ……
『でも、大丈夫。
きっと思い出す時が来るはずだから。
僕はずっとずっと信じてるよ――』
待って…行かないで……!
今なら、思い出せそうなの
だから、一人にしないで……!!
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