密室【密フェチ】
「ねぇ、時間大丈夫なの?着くの夜中になっちゃうんじゃない?明日…仕事でしょ?」
「そうだね…話してたらこんな時間だ。送るよ。」
彼は携帯を見ながらそう答えた。
男らしいゴツゴツした手、俯き加減の視線。
口元。
今、彼の全てにドキドキしている。
彼の全てに触れたい。
こんな事を思っているのは私だけ?
彼の転勤で遠距離になって3ヶ月。
1ヶ月に1回くらいしか会えなくて
まだ会えない寂しさには慣れないけど。
優しい彼は毎回3時間かけて私の所まで来てくれる。
そんな日曜日。