密フェチ†誰とでも寝る女
「灯台下暗し、ってこのことよね。
もっと早く高木としてみればよかった」
もともと、相性はいいのだ。
なにせ中学以来ずっと、何かとつるんできたわけだし。
「まぁ、お互い経験を積んだからこそ今があるんだし…それに、」
高木がふぃっと視線を反らす。
「お前と寝てダメになるより、腐れ縁でもいいから傍にいたかった」
そんなふうに高木が思っていたなんて…
「で、これから俺と付き合っていく気ある?
腐れ縁でもセフレでもなく」
「そうね。
私達すごく『相性』が良いみたいだし」
『誰とでも寝る女』
今夜でその名を返上するわ。