じみーず
お願いね
「これお願い!」
派手な格好をしたグループの女子5人組が大きな荷物を渡した。
その荷物には〝文化祭用具〟と大きく書いてあった。
篠本 綾(ササモト アヤ)は少しふらつきながらも受け取るとゆっくりと下へおろして溜
め息混じりに座り込んだ。
「なんでことわれないんだろ…」
断りたいのに断れない優柔不断な自分に呆れてしまう。
持ち上げるにも綾には重過ぎる荷物はでかでかと座っているようだった。
すると後ろから女の子が声をかけてきた。
「どうしたの…?そんな大きな荷物…」
黒ぶちの眼鏡をかけた女の子が後ろから声をかけてきた。
「あ、はは…なんか荷物係だからさ。ごめん邪魔だよね」
「…持つの手伝うよ」
その場に座り込んで2つ3つ袋を持つと立ち上がった。
後ろで一つに結ったその女の子のネームには山本と書いてあった。
いつも俯いている所為か人の名前はあまり知らない綾は少し戸惑いながらもお辞儀をして袋を持ち立ち上がった。
派手な格好をしたグループの女子5人組が大きな荷物を渡した。
その荷物には〝文化祭用具〟と大きく書いてあった。
篠本 綾(ササモト アヤ)は少しふらつきながらも受け取るとゆっくりと下へおろして溜
め息混じりに座り込んだ。
「なんでことわれないんだろ…」
断りたいのに断れない優柔不断な自分に呆れてしまう。
持ち上げるにも綾には重過ぎる荷物はでかでかと座っているようだった。
すると後ろから女の子が声をかけてきた。
「どうしたの…?そんな大きな荷物…」
黒ぶちの眼鏡をかけた女の子が後ろから声をかけてきた。
「あ、はは…なんか荷物係だからさ。ごめん邪魔だよね」
「…持つの手伝うよ」
その場に座り込んで2つ3つ袋を持つと立ち上がった。
後ろで一つに結ったその女の子のネームには山本と書いてあった。
いつも俯いている所為か人の名前はあまり知らない綾は少し戸惑いながらもお辞儀をして袋を持ち立ち上がった。