蝶龍Ⅰ

黒蝶と紅蝶




梨「竜にぃいる?」


私は理事長室のドアを少し開けて中を覗き込んだ。


竜「おぉ梨羅。さっそく俺に会いたくなっ「てないから」そんなはっきり言わなくても…」


そう言って竜にぃは、部屋の隅でのの字を書きながらいじけてしまった。


梨「はぁ、それより私に用があったんじゃないの?」



そう聞くと「あ、そうだった」と言って鍵を渡された



梨「鍵?」


竜「寮の部屋の鍵だ。梨羅の部屋は最上階の201号室な」



へ~最上階か…


梨「分かった、ありがとね~」


私はそのまま寮に向かった。



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