蝶龍Ⅰ
梨「分かった。詳しいことはパソコン送っといて」
父『はいはーい』
私は電話を切り、すぐにパソコンに向かった。
えーと、今日は《血黒》って言う全国No.10の族か…
ここは薬をやっているし、最近は一般人にまで手を出し始めたらしい。
一通り情報を見終わってから、“ある人”に電話した。
プルルルル プルッ
?「もしもし」
梨「あっ佳菜久しぶり。仕事だよ」
佳菜は私の幼馴染で親友、そして仕事仲間でもある。
通り名は《紅蝶》
ちなみに、「柴原組」次期副組長「柴原財閥」次期副社長でもあるだ~☆
佳「仕事なんて久しぶりだね。分かった、いつものとこへ行けばいい?」
梨「うん、じゃあまた後でね」
私は電話を切り、黒蝶の服を持って寮を出た。