蝶龍Ⅰ
梨「風にぃ、空にぃ私は大丈夫だから」
梨羅はそう言って笑った。
一体どうしたんだ?
俺は梨羅が姫になると言った時の、あの悲しそうな瞳を思い出した。
今にも壊れてしまいそうなそんな瞳…
怜「誰も死んだりしねぇよ、心配すんな」
俺は無意識にうちにそんな事を言って梨羅の頭に手を乗せていた。
なぜこんな事をしたのか自分でも分からなかった。
今までの俺なら考えられないことだ。
でも、梨羅を救ってやりたい、守りたいそう思ったんだ。
梨羅の過去に何があったんだ??
【怜斗seid END】