先生が、好き
でも半年が過ぎ、三年生になった時、

先生はいなかった。

他の先生に聞いてみると、

「あぁ、講師だからなぁ。

契約が切れたんだよ。」
と、こともなげに言った。

それから私の世界が色を無くしてしまった。

高校生活最後の一年を、私は笑顔で過ごした。

無くした何かを埋めるために無駄に笑い続けた。
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