Steady
別に気になったワケでも
なかったけれどなんとなく
訊いてみる。
すると敦は
歩みを緩めずに前を向いたまま
こたえた。
「そうそう。
でも今は、ここらへんは
『バスケ通り』っつーんだけどな」
「『バスケ通り』?」
初めて訊く言葉に
私は思わず訊き返す。
『センター街』は
この街に馴染みのない私でも
知っているけれど、
『バスケ通り』なんて今、
初めて訊いた地名で
ピンとこない。
「なんか分かんねーけど、
最近そう言うように
なったんだよ。
でも別に
『センター街』でも通じるし、
気にしなくていいんじゃね?」
ふと振り向いたかと思うと、
敦はニカッとイタズラな
笑顔を見せた。
なかったけれどなんとなく
訊いてみる。
すると敦は
歩みを緩めずに前を向いたまま
こたえた。
「そうそう。
でも今は、ここらへんは
『バスケ通り』っつーんだけどな」
「『バスケ通り』?」
初めて訊く言葉に
私は思わず訊き返す。
『センター街』は
この街に馴染みのない私でも
知っているけれど、
『バスケ通り』なんて今、
初めて訊いた地名で
ピンとこない。
「なんか分かんねーけど、
最近そう言うように
なったんだよ。
でも別に
『センター街』でも通じるし、
気にしなくていいんじゃね?」
ふと振り向いたかと思うと、
敦はニカッとイタズラな
笑顔を見せた。