Steady
この記事を書いていた頃は、

今の私の状態なんて

全く想像できなかった。


たった数ヶ月前の

自分の文章なのに、

他人のブログを

読んでいるかのように

感じてしまうのはなぜだろう。


この頃の私は、純粋に

『敦との約束』を信じていた。


その日をずっと

心待ちにしていた。


“敦と会えること”を……。


私は無造作に置いていた

カバンを手にすると、

携帯電話を取り出した。





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