Steady
不思議な再会
結局、時間をどう有意義に
使うか決まらないまま、
とうとう新年度を迎えた。
私にとって
最後の大学生活が始まったのだ。
とは言っても、
大学自体に楽しみが
あるわけでもないし、
一緒に過ごす友だちもいないので、
これまでの生活と
なんら変わらない。
単調で平凡な
1人気ままな日々が
なんとなく過ぎていくだけ。
ただ、朝のラッシュだけは
4年目を迎えた今でも慣れない。
受講数はたった一つ。
私の卒業論文を担当してくれる
教授のゼミの日だけ、
大学へと通う。
その授業が、
どういうわけか1限目に
組み込まれている。
壮絶なラッシュを
避けられない状況にあるのだ。
ラッシュが苦手だからと言って、
このゼミを無視するわけにも
いかない私は、
なるべく人の少ない車両を選んで
大学の最寄り駅までの
約1時間を耐えている。
使うか決まらないまま、
とうとう新年度を迎えた。
私にとって
最後の大学生活が始まったのだ。
とは言っても、
大学自体に楽しみが
あるわけでもないし、
一緒に過ごす友だちもいないので、
これまでの生活と
なんら変わらない。
単調で平凡な
1人気ままな日々が
なんとなく過ぎていくだけ。
ただ、朝のラッシュだけは
4年目を迎えた今でも慣れない。
受講数はたった一つ。
私の卒業論文を担当してくれる
教授のゼミの日だけ、
大学へと通う。
その授業が、
どういうわけか1限目に
組み込まれている。
壮絶なラッシュを
避けられない状況にあるのだ。
ラッシュが苦手だからと言って、
このゼミを無視するわけにも
いかない私は、
なるべく人の少ない車両を選んで
大学の最寄り駅までの
約1時間を耐えている。