御曹司なんてお断りっ◆
あの子はだあれ?
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というわけで、
ばっさりとフラれた俺は
正樹兄に爆笑されているわけだ。



ちなみに彼女は、


ほぼ毎日ランチタイムをこの喫茶店で過ごす常連さんみたいだ。


この、食事もない喫茶店で?

ケーキとコーヒーがランチ??


変な女。


彼女の綺麗な瞳を思い出しながら
くすっと笑った。


「制服の雰囲気から…

 @@@コーポレーションじゃないかな?」


「正樹兄ぃ…なんでこの辺のOLの制服事情に詳しいんだよ?」

おいおい。
そーゆー趣味じゃないだろうな。

俺は、じとーーっと正樹兄を見つめた。

ただ返事をせずににやりと笑った。


おいおい、
ホントに大丈夫だろうな。

二杯目のコーヒーをぐいぃっと飲み干す。

「あー。やべ。

 彼女の瞳が頭からはなれねぇっ」


俺は頭を振った。


♪♪♪

タイミングよく携帯電話が鳴る。

なんだよ。
メンドクサイーーー


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