御曹司なんてお断りっ◆
腕を組んで天井を見上げる。
「うーん・・・?」
昴さんは
ナンパしてきたかと思うと、
喫茶店で待ち伏せされたり、
食事に誘われたと思うと
プレゼント押し付けられたり。
今もブラウスの下につけているネックレスを
服の上からなぞる。
あ。
でも、
褒め言葉は
あんまりうれしくなかったな。
こうすれば、
女の子は喜ぶんだろ?
見たいな感じがして。
うーん。
うーーーん。
「嫌じゃないかも…」
え?
自分自身で驚いた。