御曹司なんてお断りっ◆

予定は・・・


****
******


もぅ。
ホント、昴さんって、タイミングがいいのか、
悪いのかーーー。

思わず、くすっと笑みがこぼれる。


ん?
別に、うれしいわけじゃっ・・・

うん。そうよ。
別にーーー

と、どうでもいい言い訳を自分自身にして

「何やってるんだろ。私。」

はぁ。

一息ついて、
パソコンの電源を落とした。


時刻は六時過ぎ。


ちょっと
緊張しながら、
身支度を整えた。


きっと、駐車場で・・・待ってるわよねぇ。

どうしよう・・・。

優しそうな黒田課長の笑顔がよぎる。




携帯電話をカバンに放り込んだ。

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