御曹司なんてお断りっ◆

その場で志保をゆっくりと押し倒す。

絨毯の微妙な柔らかさが
やけに心地悪い。



ヤバいな止まらないーー

志保はもうほぼ下着だけの官能的な姿
これで、理性が持つ男の方が珍しいだろ。





志保の一瞬おびえたような瞳を見つめて、
俺はその瞳にキスを落とした。



苦いーー

口に広がった微妙な苦さ。




志保の一筋の涙で俺は我に返った。













「---ごめん。」

強く握りしめていた腕をあわてて解放した。
< 211 / 305 >

この作品をシェア

pagetop