御曹司なんてお断りっ◆
志保の言葉が頭の中で反復する。
ーーっ。
ヤバい。
うれしすぎる。
思わず赤くなる顔を止められない。
思わず抱きしめていた志保を解放して、
顔を隠す。
「?」
不思議そうに俺を見上げる志保。
その表情はかわいすぎだろ。
理性を試すのもいい加減にしてほしい。
「---っ。
あ。ヤバい。
すっげーーうれしい。」
怪訝そうな顔をした志保ににっこり笑いかけて
ゆっくりと頬を撫でる。
柔らかい頬と首筋に触れて
そっと抱き寄せて、
志保の口をふさぐ。
「---んっ。」
志保は俺の胸を押し返そうとしたが、
逆に強く抱きしめる。
志保の唇を確かめるように
優しくなぞる。
無理やり唇をこじ開けてもっと深くキスをする。
ぴちゃりと志保がぎこちなく
ソレに応じた。
あーーダメだ。
理性が吹っ飛びそうーーー