御曹司なんてお断りっ◆

理性が吹っ飛ぶ。ってこういうことを言うんだな。

なんて、
やけに冷静な自分もいるわけだけど、
体は本能のままに動いていて、

志保が、やけに艶っぽい息を吐くと

またそれが
俺の脳を刺激して、

何も考えられなくなるーーー。




ゆっくり志保の服を脱がしながら
露わになる肌にキスを落とす。


太ももから手をするりと差し入れると志保が
そっと手の侵入を止めて
泣きそうな声で「・・・昴さんーーっ」
と恥ずかしそうに呼ぶものだから、ますます感じてしまうーーー。

そんなの、
逆効果だからーーもう、止めるとか無理。


にっこり笑って、
志保の頬に口づけをする。


「志保。あきらめて、俺に全部ちょうだい?」



そういって、俺は志保をギュッと抱きしめた。


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