御曹司なんてお断りっ◆
ひんやりまったりした空気があたりを包んで
外はゆっくりと夜が沈む。
部屋には怒っている志保と笑う俺。
なんだか、
この雰囲気がおかしくて、
自然に笑みがこぼれる。
「もう、逃がさないから。」
俺は、にっこりと笑いながら志保を見つめて
ゆっくりと志保の唇を奪って
柔らかいベッドに押し倒した。
「私は、御曹司なんてお断りですっ!」
志保の言葉にまた、俺は笑った。
ゆっくりとでも、確実に 俺と志保のカンケイはスタートラインにたった。