御曹司なんてお断りっ◆
ちょっと
私の良心が傷んだ。
「ごめんなさい。
夕べは・・
変なこと言って、すいません。」
『え?なに?
大丈夫だよ。
志保は思ったことを言っただけだろ?』
あはは。と笑う昴さんにどこかほっとする。
謝れて、よかった。
『今日も迎えに行くから
ご飯食べような』
「は?」
なにをいってるの?
『志保の会社の前で待ってるよ』
えぇ?
なんでこの人は懲りないんだろう。
「仕事してくださいっ!!!」
思わず大きな声で叫んで、
乱暴に携帯のボタンを押す。
カウンターでは
川端さんが
大声で笑っていた。