御曹司なんてお断りっ◆
「今、知り合いになったよ。
だから、ご一緒にお食事いかが?」
女性陣からは大好評の極上スマイルで彼女を見つめた。
「・・・・・・・・・・
・・・・・・・花京院?」
あー。そうだよな。
目立つ名前だよな。
俺は、女を落とすために幾度となく「花京院」を利用した。
また、
それが目的で誘ってくる女性も多かった。
「あぁーー・・・。
そう。
なんっていうか、
花京院家の関係者ではあるけど。」
「まさか・・御曹司とか?」
彼女は、俺の手を軽く振り払って
苦笑しながら冗談交じりで聞いた。
おぉ。
ビンゴーー。
俺ってそんなに坊ちゃんオーラ出てる??