御曹司なんてお断りっ◆
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ーーー俺は偶然や運命を信じない。


だから、
これは必然だったんだと思う。




よく会食や商談にはこの料亭を利用する。
会社からも近いし、
味も雰囲気も良かった。


武に促され
車を降りた俺は、
何気なしに周りを見渡した。


日も落ちて
程よい風が気持ちいい。


ふと、反対側の歩道に見慣れた人影。






「志保?」

見間違えるはずは無い。


その人影は1つではなかった。

志保の隣にはもうひとつ人影が。
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