御曹司なんてお断りっ◆
「え?」
「昴は、大体帰国するときは夜の便だよ。」
別に・・・待っているわじゃないんだけど・・・
「別に、気にしてませんけど・・・」
怪訝そうに言うと、
川端さんはちょっと驚いた表情をして、
「そう?」
くすくすと川端さんは笑った。
・・・なんだか、
笑われちゃった。
川端さんにかかると、私も昴さんも
手のかかる子供に見えるんだろうな~。
ちらりとカウンターで
作業中の川端さんに目をやって、
コーヒーを飲み干した。