安堵する雨音 ―愛しき指使い―
私を見つめる目や表情も嫌いじゃない。




――亮介の指は本当に器用に動く。


私をたっぷり潤しながら。


これまで抱き合った人の数は決して多くはないけど、
年齢的にはそれなりだと思う。




だけど、亮介ほど器用な指に出会ったことがない。





「指」じゃない、「指使い」か…。
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