【SS】滴り落ちる~wetlook【密フェチ】
繋がる
濡れた指先に
軽く目眩を感じる。
「いつも、向こう側から見てたよね?」
水中で密着する
二人の肉体。
「ずっと入ってくるの待ってた」
耳元で囁かれる言葉に
目を見開く。
――濡れたキミを見たかったんだ……。
身体の芯が
熱くなるのを感じた。
「今日、一緒に帰れる?」
低く掠れた声が
耳元で甘く響く
頷くと同時に
私の中から流れ落ちる。
とろりと甘い
滴り落ちる水滴――。
【End】