コンビニ ―君のもとへ24時間駆けつけます
雷雨
「はぐ、真剣にきいてな」
いつも笑顔で3年前に亡くなったお母さん代わりのお姉ちゃん。深刻な顔をしている
「何?」嫌な予感がしたから、お姉ちゃんから目を反らす
「正直、家計しんどいんよ。そろそろ、お姉ちゃん行かなきゃいけんかもしれん」
あぁ、恐れていた。 北海道に住むお母さんの妹のおばちゃん
あたし達家族を嫌っているらしい、でも、もうおばちゃん以外頼る人が居ない
お姉ちゃんは、おばちゃんの家にいつか住み込みで働きに行く、といっていた
お姉ちゃんが居なくなることが寂しいということもある
でも、お姉ちゃんがおばちゃんにいじめられるのではないか、という不安
お姉ちゃんはあたしにバイトさせるのは可哀想、と言い、自分は年頃のあたしに携帯を持たせてあげる、だとか、お小遣いあげるだとか、あたしのことばっかり
あたしを想ってくれてる
このごろ、あたしが寝た後、サラ金業者の人が家に来てる
業者の怒鳴り声、お姉ちゃんとお父さんの泣き声 気づいてる
何かが割れる音がしたこともある
ただ、ただあたしは現実逃避をして、寝てるフリをしていた。
いつも笑顔で3年前に亡くなったお母さん代わりのお姉ちゃん。深刻な顔をしている
「何?」嫌な予感がしたから、お姉ちゃんから目を反らす
「正直、家計しんどいんよ。そろそろ、お姉ちゃん行かなきゃいけんかもしれん」
あぁ、恐れていた。 北海道に住むお母さんの妹のおばちゃん
あたし達家族を嫌っているらしい、でも、もうおばちゃん以外頼る人が居ない
お姉ちゃんは、おばちゃんの家にいつか住み込みで働きに行く、といっていた
お姉ちゃんが居なくなることが寂しいということもある
でも、お姉ちゃんがおばちゃんにいじめられるのではないか、という不安
お姉ちゃんはあたしにバイトさせるのは可哀想、と言い、自分は年頃のあたしに携帯を持たせてあげる、だとか、お小遣いあげるだとか、あたしのことばっかり
あたしを想ってくれてる
このごろ、あたしが寝た後、サラ金業者の人が家に来てる
業者の怒鳴り声、お姉ちゃんとお父さんの泣き声 気づいてる
何かが割れる音がしたこともある
ただ、ただあたしは現実逃避をして、寝てるフリをしていた。