僕がもらった神恋
それからまた、
愛梨は仕事探しに歩き出した。


いろんな店を見てまわるが、
なかなか募集はしていない。
募集していても、
調理師免許がいるとか書いてある。



「はぁーっ・・・」


私は店の前に張られた
求人広告を見つめ、ため息を吐いた。


働くのって、
なかなか難しいなぁ・・・




「あれっ? 愛梨ちゃん?」


「えっ!?」


すると、突然後ろから声を掛けられた。



「久しぶり。」


ああっ!? 

こ、こいつ・・・


私の前に立っていたのは、
博己の前の会社の先輩、戸山だった。


< 105 / 258 >

この作品をシェア

pagetop