僕がもらった神恋
「愛梨ちゃん、仕事紹介しようか?」


「えっ!?」


「正社員じゃなきゃ、
雇ってくれる店はあるで。」


「ホントですか!?」


「うん。 愛梨ちゃんも
福士の役に立ちたいと
思ってるんやろ?」


「えっ・・・!?」


「そうなんやろ!?」


そう言って戸山は
愛梨の顔を覗き込んだ。



「はい・・・」


愛梨は恥ずかしそうに顔を赤らめ頷いた。



「よし、じゃあ行こう!!」


戸山はすっと愛梨の腰に手をまわし、
誘導するように歩き始めた。


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