僕がもらった神恋
「福士!!」


すると、誰かが俺の名前を呼んだ。



「豊永・・・?」


「久しぶり。」



豊永正(トヨナガ タダシ)

前の会社の博己の同期で戸山の後輩。
豊永はまだ会社で働いている。



「久しぶりやなぁ~
元気してたかぁ!?」


「おおっ、もちろん!!
ってか、この前会ってるぞ?」


「この前!?」


「おう、戸山さんと会った時!!」


「えっ!? あの時おったんか!?」


「ああ。気付かんかったんか!?」」


「全然!! なんかようさんいたから
豊永がわからんかったわぁ~。
声かけてくれたらよかったのに。」


「ああ、そうやな・・・」


豊永は笑いながら、
少し顔を引き攣らせた。


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