僕がもらった神恋
「実は・・・
戸山さんのことやねんけど・・・」


「戸山さん?」


豊永はコクリと頷いた。



戸山さんのこと?

なんや・・・?



「戸山さんがどうした?」


「戸山さん・・・
福士の彼女狙ってる・・・」


「はぁ!?」


俺は一体、何を訳の分からない
ことを言ってるんだ?
という顔で豊永を見た。



「豊永、何を・・・」


「この前言ってたんや!!」


「この前?」


「この前、福士と彼女に会った時、
おまえらが帰った後に!!」


「豊永・・・」


豊永の目は真剣だった。
けど俺はにまだ、豊永の言ってることが
理解できなかった。





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