僕がもらった神恋
「戸山さん、ホンマに
そんなこと言ったんか?」


「いや、はっきりは言ってない、
けど他の連中に狙うんですか?
って聞かれて笑ってた。
あれは絶対に何かするつもりや!!」



豊永・・・


「豊永、心配してくれるのは嬉しいけど、
戸山さんはそんな人じゃないぞ?
俺にも気を使ってくれてたし。」


「福士、おまえは騙されてたんや!!」


「騙されてた?」


俺が問うと豊永はコクリと頷いた。



「何を騙されてたんや?」


「おまえが会社を辞めた時、
戸山さんはおまえに辞めるように
仕向けたんや!!」


「はぁ!? 豊永、
あれは俺が名乗り出たんやぞ?
それに俺の失敗でもあった・・・」


「違う!! あれは明らかに
戸山さんの失敗やった。
それをおまえにも非があるかのように
戸山さんは裏で操作したんや!!」



えっ!? 

戸山さんが・・・!?



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