僕がもらった神恋
「まさか・・・」


「まさかやない、事実や!!」


豊永の目はとても嘘を
言ってる目ではなかった。



「でも、仮にそうであったとしても、
別に俺はええよ。
戸山さんは家族があったやろ?
これから幸せにしなあかん
フィアンセがおったやろ?」


「福士・・・ それは違う。
それは戸山さんの嘘や。」


「嘘・・・?」


「ああ。 あの時の彼女は
ただの遊び相手や。
戸山さんは会社を辞めたくなくて、
あんな嘘をついたんや。
ああ言えば、人の良いおまえが
代わりに責任取ってくれる。
そう思ったから、あんな嘘ついたんや。」



嘘・・・

フィアンセがいるって
嘘やったんか・・・


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