僕がもらった神恋
「評価!? フッ。
そんなもん上手くやれば
なんぼでも上がるわ。」


「えっ!?」


「上司の機嫌とって、
ある程度仕事やってればたやすいことや、
福士みたいにくそ真面目にせんでもな。」


「なっ・・・」


「余計なことなんてする必要ない。
与えられた仕事をこなしてればいい、
それ以上は必要ない!!」


「あんた・・・」


「目に見えんとこで余計なことしたって
誰も認めてくれへん、
労力使うだけや、無駄やねん。」


「くっ・・・」


「それにあいつ、私生活まで真面目で
全然おもろないねん。
話しはつまらんし、笑いのセンスもない、
趣味もなければ女遊びもせん、
会話のコミュニケーションが取られへんねん。
だから上司にも人気がなかった、
真面目にコツコツやるしか能がな無能な男や。」


「なんやってぇ!?
真面目にコツコツやることの、
それのどこがあかんねん!!」


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