僕がもらった神恋
すると、知里は博己の右手を
そっと掴んだ。



「止めないで・・・」


「えっ!?」


「止めないで。」


「知里ちゃん・・・?」


「ごめんね、泣いたりして、
嫌とかそんなんじゃないの。
ただ・・・」


ただ!?


「嬉しいの・・・」


「えっ!?」


「福士くんとこうなれって・・・
ていうか、ごめん!!
なんか変な言い方だよね?」


知里ちゃん・・・


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