僕がもらった神恋
俺は、その場に居ずらくて
知里ちゃんの家を出た。


『ちゃんと、話し合うんだよ?』

『また、辛くなったら私のとこに来て?』


そう言って送り出してくれた知里ちゃん、
こんな俺にそんな言葉をかけてくれた。



知里ちゃん、笑ってたけど、
涙が滲んでた・・・


自分が傷ついても、
俺を慰めようとしてくれた。



なのに俺は・・・俺は・・・

知里ちゃんを傷つけてしまったんだ・・・


ごめん、ごめんな・・・



俺は走って家に帰った。


知里ちゃんの思いに感謝して、
そして、やっぱり好きな愛梨と
もう一度話し合うために。


< 173 / 258 >

この作品をシェア

pagetop