僕がもらった神恋
すると愛梨はそっと俺の胸に触れ、
ニコッと微笑んだ。


えっ!? 胸・・・!?

胸・・・心・・・?


「心!?」


愛梨はコクリと頷いた。



心・・・

『私は・・・博己の・・・
やさしさから生まれたの・・・』

ふと、愛梨のさっきの言葉を思い出した。


はっ!?

お、俺の・・・


愛梨は俺のやさしい心で生まれたと言った、
だから俺の心が悪くなれば、
愛梨は消えてしまう・・・



博己はそこで初めて理解した。


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