僕がもらった神恋
「フフッ、フフフッ。」


ヨネさんは口を押さえ笑いだした。


「ヨネさん?」


「フフッ、ごめんなさい・・・
フフフッ・・・」


「なんで笑うんですか?」


「ごめん、でも・・・フフフッ。」


なんで笑うん?

俺は本気で悩んでるのに・・・



「あなた、本当に正直者なのね?」


「えっ!?」


「偽善者の人って、そんなことで悩むの?」


「えっ!?」


えっ!? えーっと・・・
どうなんだ? 悩むのかぁ?


博己が考え込んでいると、


「フフッ、あなたは本当に正直者。」


ヨネさんはやさしい笑顔を博己に向けた。


< 209 / 258 >

この作品をシェア

pagetop