僕がもらった神恋
なんて酷いことを・・・


俺はその光景に怒りが湧いてきた。


「寝ころんでないで
なんとか言ってくださいよぉ~!!」


また違う男が今度は髪の毛を引っ張り
引きずろうとしている。



俺は居た堪れなくなって、
その輪に向かって怒鳴った。


「おいっ!! 何やってるんだ!!」


男たちは一斉にこっちを振り返る。


「寄ってたかって無抵抗な人に!!」


博己は輪を掻き分けて中に入ると、

えっ!?

俺は一瞬目を疑った。


なんで・・・?


博己は目を見開き驚いた、
何故ならその中で倒れていたのは
戸山だったからだ。


< 237 / 258 >

この作品をシェア

pagetop