僕がもらった神恋
「戸山さん・・・?」


なんで戸山さんが・・・?


「おおっ、福士やん。
久しぶりやなぁ!!」


男たちを見ると、前の会社の同期たちだった。



「おまえら・・・なんで・・・」


なんでこいつらが戸山さんを・・・?

いつも戸山さんの前で
ヘコヘコしてたこいつらがなんで・・・?


博己はこの不思議な光景に、
何が起こっているのか理解できなかった。



「なんでおまえらが戸山さんを?」


「こいつ全然使えへんねん。」


えっ!?


俺は戸山さんに目を向けた。
戸山は力なくその場に倒れこんでいる。
そこにはかつてのできる男のオーラを放った
戸山の姿はどこにもなかった。


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