僕がもらった神恋
幸せな二人の家へと・・・
引き寄せられるままに歩いた博己、
気付くと美幸さんの病院の前だった。


病院?

なんで? 誰が・・・?


ドクン!!


「うっ・・・」


激しい鼓動に今度は胸を押さえる。



そして博己の意思とは関係なく
足が勝手に病院へと向かう。


どこへ・・・行くんだ・・・?


ドクン!! ドクン!!


病院に入ると、博己は屋上へと向かった。


階段を一段一段上る博己。


誰が俺を呼んでるんだ・・・?


博己は一番上まで上ると
扉をゆっくりと開けた。


屋上に出るとオレンジ色の夕日が
綺麗に地面を照らしている。


すると、右側から人の気配を感じた。


眩しくて目を細めながら見てみると・・・
夕日と重なるように女の子が立っていた。


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