僕がもらった神恋
「何をごちゃごちゃ言ってるねん?」


「ああっ・・・」


彼女の顔がグッと近づいてくる。



「好きやろ? こんなん?」


「えっ!?」


そう言うと彼女は俺の唇に、
薄く柔らかい唇そっと触れた。



んんっ!?


博己は目を丸くし驚きながらも
彼女のキスを受け止めた。


いや、動くことが出来なかった。




見ず知らずの、
今日会ったばかりの女の子に、
俺はキスされた・・・


めっちゃタイプの女の子との・・・

キス・・・



初めて女の子とのキス・・・



俺は今日、ファーストキスを体験した。


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