僕がもらった神恋
「ああっ・・・毛虫さん・・・」


博己は踏み潰された毛虫の前に跪いた。



「毛虫さん・・・」


博己の瞳からは一粒の
涙がこぼれ落ちた。



「おまえ何泣いてんねん?
キモっ!!」


男の子はまるで変なものを見たかのように
顔を引き攣らせ博己を見た。



「ううっ・・・ごめんね・・・
ごめんね毛虫さん・・・」


毛虫に向かいそう謝る博己、
その瞳からボロボロと涙が溢れ出した。


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