僕がもらった神恋
「何こいつ?
マジでキモい。」


男の子はそう言って
博己の元から去って行った。



「ううっ・・・」


残された博己は
男の子の姿をを見ることなく、
無残に踏み潰された
毛虫の前を動かなかった。



「ごめんね・・・
本当にごめんね・・・」


そう言って泣きながら何度も何度も
毛虫に向かって謝る博己。


博己の悲しい涙は
ポタポタと地面に落ちていく。



しかしその涙はキラリと輝いている。


そんな時、博己を包み込むようなに
穏やかな風が吹いた、
まるで何かが空に向かって
舞い上がって行くような、
そんなやさしい風が・・・


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