僕がもらった神恋
「それよりこの子は福士の彼女?」


戸山は重い空気を振り払うように、
急に話を変えてきた。



「い、いえ・・・」


「そうです!!
私は博己の彼女です!!」


愛梨が突然博己の腕を組み、
戸山にそう宣言した。



「あ、愛梨!!」


慌てて愛梨を見る博己。



「そうかぁ、
こんな可愛い彼女ができたんか?
よかったな福士。」


「え、ええ・・・まぁ・・・」


苦笑いする博己の腕に
ギュッとしがみ付く愛梨。



「福士が幸せになってて安心した。」


「はぁ・・・」


ホットした表情を見せる戸山。



「じゃあ、またな福士。」


「は、はい。」


戸山はそう言って去って行った。


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